撮影コーディネートの仕事について

撮影コーディネートとは、例えばテレビ番組、映画製作などの商業的なものの他、個人目的で行われる撮影においても、それが円滑に進むように様々な手配とか、段取りの調整などを行う仕事です。
このような撮影では、ただ単にビデオカメラを持って現地に行けば、全てが問題なくスムーズに進むはずがないということは素人でも分かるでしょう。

撮影コーディネートのお仕事とは

このような場当たり的なやり方でも問題なく進むのは、せいぜいが個人の趣味レベルというか、旅行の思い出作りくらいのものです。
お金をもらって他人に見せるための動画を作る場合とか、お金のやり取りがなくてもその場限りのものではなく他人に鑑賞してもらうためであれば、しっかりとした準備とか対応が必要になってきますから、それを行うのが撮影コーディネートとなります。
例えば、撮影の目的に応じて、どこで、いつの時期に行うのが最も適切でしょうか。
初めから場所や時間帯が決まってしまっているようなこともありますが、多くの場合は必ずしもそうではありません。

まずは最初に適切なロケーションを考えて提案する

何を目的とするのかによって、適切な場所や時期、時間帯は様々です。
まずは最初に適切なロケーションを考えて提案することから仕事が始まると言えるかもしれません。
場所や時間帯が決まったとして、撮影したいと思えば自由にそれができるとは限りません。
日本ではあまりうるさく言われないケースも多いですが、海外では勝手に写真や動画を撮ると警察沙汰になるようなこともごく普通にあります。
そのような問題に発展しないかとか、もし問題になりそうであれば現地の当局や関係者と交渉することも必要になってきます。

現地での下準備の他、撮影する側との相談も重要

このように現地での下準備の他、撮影する側との相談も重要です。
風景を対象にするだけであれば大して関係ないかもしれませんが、多くの場合は人を対象にするはずで、誰をどのように配置すれば良いか、エキストラは必要か、どのように振る舞えばよいかとか、衣装の打ち合わせをしたりすることもあります。
もちろん、撮影に際してはスケジュールを立てる必要もあるでしょう。
一方で、全てが予定どおり進むとも限りませんから、予定から外れたような場合にどのようにするのかを考え、決定することもコーディネートの仕事となります。
そして撮影が終わった後にも仕事は続きます。

まとめ

多少なりとも現地の人にはお世話になったはずであり、場合によっては迷惑を掛けることになったかもしれませんから、後でトラブルになったりすることのないように配慮する必要があるのです。