投資商品から自分にあった商品を選ぶ

年々減っていく年金や、預けていても一向に増えていかない低金利な銀行預金、消費増税による生活の圧迫等により老後のたくわえが不安な昨今、投資を考える人は増えてきています。
リスクが高くリターンも大きいものを期待できる商品から、割と安定して運用ができる商品まで投資商品は様々ありますので、どの投資が一番自分に合っているのかを考える必要があります。

 

持っている資産のすべてを投資に回してしまうのは大変危険

まず自分の総資産の中で投資に回せる資金がどのぐらいあるのかを考える必要があります。
投資はリスクを分散することが大切ですので、持っている資産のすべてを投資に回してしまうのは大変危険です。
投資の場合はお金が必要になったときにすぐに動かせるとは限りませんので、当面の生活資金や急な出費に備えた資金は現金として確保しておく方が良いでしょう。
急な怪我や病気で働けなくなる可能性や、車の故障などで新しい車購入が必要になる等、其の場でお金が必要になるケースは多々あります。
また次にある程度未来にかかってくる予定のお金というのも考えておく必要があります。
たとえば住宅ローンの繰り上げ返済や子供の進学資金などお金がかかる時期がわかっているものがありますので、その時期にあわせて解約できる方法で投資をするか、またはその時期にあわせて積み立てたり、まとまった金額を貯金をしておくほうが無難でしょう。
そのようなライフプランの設計を検討した後に残った金額については、リスクのある投資にも回す事が可能です。

 

投資商品を選ぶために必要な知識

投資商品を選ぶために必要な知識について紹介したいと思います。

 

●外貨預金

まず銀行預金の一つの種類ではありますが、円安や円高の影響で金額が上下する外貨預金があります。
アメリカドルなどの割と安定した通貨から、乱高下の激しい通貨もあります。
為替レートの変動により為替差益が発生するため、その国の今後の発展や経済状況を予測して購入することになります。

 

●投資信託

投資信託は購入者から資金をあつめてまとまった金額を運用して差益を発生させるタイプの投資です。
大きなメリットとして、自分で投資先を決定するために世の中の情勢を理解したり毎日新聞とにらめっこするという必要がないという事があります。
運用してくれるのは投資のプロですので、お任せしておくだけで資金が増えていく可能性が高いです。
もちろん減ってしまう可能性もありますが、投資は会社の業績だけではなく社会の情勢や業界のトレンドなど様々な情報を総合的に見ながら行う必要があるので非常に難しいので、投資に関する知識が全くない人が自分で運用するよりは上手に運用してくれるかもしれません。
ただし投資信託には元本を保証してくれる制度はないので元金割れは発生します。

 

●株式投資

株式投資はその会社の株を保有することを指します。
銘柄を指定して株を購入し、その会社の業績があがって株価があがっていけば株を売って差益を出す事もできますし、または配当金や優待といった株を保有している人に対する見返りを期待することもできます。
株主に分配される利益というのは、売上から経費をひき、その金額に売上以外の部分の収益や損を加味した金額から会社が納めている税金を引いて残った金額の事を指していますので、売り上げが大きい事だけが良い株の目安という事ではありません。
有名な会社で売り上げが大きいという理由だけで購入するのは大変リスクが大きいので、自分で会社の業績を確認して株価の割安感や今後の上昇・下降トレンドを確認して購入する必要があります。
少し知識が必要になる投資方法ですし、もちろん値下がりだけではなく倒産によってゼロになってしまう可能性もありますので、勉強しながら慎重に行う必要があります。

 

●保険

怪我をしたときに通院費が保障されたり、亡くなったときに死亡保険という形でお金を受け取れたりという印象のある保険も、実は投資商品の一つです。
例えば保障が付いた形の外貨預金保険等があります。
外貨で保険を購入することで、万が一亡くなったときに支払われるお金が保障されており、そのうえ外貨の上下によって差益が発生する事で利益を得る事も出来ます。
月々の保険の料金としては掛け捨てのほうが安いのですが、このように投資目的で保険を購入する場合は支払った金額以上に利益を得られる可能性があるため、大変お得になるケースもあります。
保険商品は各社から様々な特徴のある商品がでていますので、一つの会社にこだわる事なく様々な会社の商品を比較検討してみるとよいでしょう。

 

●純金積み立て

また最近コマーシャルなどでもよく耳にすることがある純金積み立てなどが人気です。
最近は金の値段がとても上がっていますし、また激しい値崩れがしにくい商品といわれています。
金の産出量は減っていっていますので、もちろん金のニーズが減ってしまったり現在の値段がすでに上がりすぎていて今後は横ばいになるという可能性もありますが、今後さらに上がっていくことも十分に期待できる商品でもあります。
長らくプラチナは金よりも高い商品とされてきていたのですが、プラチナと金の値段が逆転したというのも最近の大きなニュースになっていました。

 

まとめ

以上、様々な投資商品をご紹介しました。貴方に合った投資商品をぜひ探してみてください。

 

※引用元サイト:株式会社ゴールドリンク 裁判