USCPAを取得するメリット!難易度なども詳しく紹介

1.USCPAってどんな資格?

USCPAに興味を持ったのであれば、なぜ注目されることが増えているのが考えてみましょう。
特筆すべき点として、活動するステージが非常に広いことが挙げられます。
協会の登録者は30万人を超えていますが、この人数自体は特に着目すべきものではありません。

もちろん日本の会計士と比べると10倍ほどであるため、人数が多いことに間違いはありません。
しかし、重要なのは監査業務に就いていない人が全体の6割もいるということです。

日本の常識に照らし合わせると、何らかの理由で働けない場合を除いて、ほぼ10割の人が従事するものだと考えられるでしょう。
しかし実際には、4割しかその職に就いていないのが実情です。

他の過半数の人たちは、決して専門知識を捨てて働いているわけではありません。
いろいろなステージでその知識を使って活躍しているのです。

たとえば一般企業の会計に関する部署に勤めているケースも少なくありません。
その程度であれば、まだイメージが湧くという人も多いでしょう。

他の働き方としては、USCPAの知識を活かして経営の職に就いているような人物もいます。
CEOとして世界を駆け巡っているようなケースも見受けられます。
このように自分の仕事の幅を広げたり、ステップアップしたりするための原動力になることが多いのです。

2.4個の科目を受験して合格することでライセンスを入手できる

そのような性質があるため、受験することには大きなメリットがあります。
取得したいと考えるのであれば、どのような試験であるのかを把握しておきましょう。

基本的には4個の科目を受験して合格することでライセンスを入手できる仕組みです。
そう言われると非常に難しいと感じるかもしれませんが、満点を取らなくても大丈夫なので安心してください。

7割5分が合格のラインと言われており、他の資格試験と比べて特に高い完成度を求められているわけではありません。
2割5分は落としても構わないことを考慮すると、対策が立てやすくなるでしょう。

USCPA
引用元:https://www.uogjp.com/

さらに問題の傾向について知っておくことも欠かせません。
専門的な資格の割には深い知識を求められることが少ないです。

ただし幅広い知識を要求されることに違いはないので油断しないでください。
難しくないけどテスト範囲が広いということで、学生時代のセンター試験をイメージすると分かりやすいです。

しかも、東京大学や京都大学を目指している人がセンター試験を受けるときのように、必ずしも満点に近い点数を取る必要もありません。
つまり試験勉強をするときも、各分野を深く追求するのは得策ではないです。

全範囲を網羅的に繰り返し学習したほうが高得点を狙いやすくなります。
特に受験まで十分な時間がないのであれば、1カ所にこだわって深みにはまるのを避けることが大事です。

効率の良さを意識して広くカバーするように務めましょう。
さらに大事なポイントとして、一気に受験する必要がないことも覚えておいてください。

すなわち、1科目ずつ分けて受けることも認められているのです。
受験する人の立場に立ったシステムであると言えます。
そのシステムに目を付けて、確実にステップを踏みながら最終的にライセンスを取得するのも良い方法です。

3.USCPAの各科目の合格率は5割近くある

合格率に目を向けてみると意外なことが分かります。
日本の会計士の合格率は非常に低いので難易度が高い資格として有名です。

取得するために何年もかかるケースや、結局諦めてしまうようなケースも珍しくありません。
それに対してUSCPAの各科目の合格率は5割近くにも達しているのです。

それだけの合格率があると聞くと、日本では難関資格として認識しない人が多いでしょう。
そのため臆せずに受験してみると、予想に反してすぐに合格できるかもしれません。

ただし、これはあくまでも合格率を見て判断した話にすぎないので気を付ける必要があります。
レベルの高い受験者ばかりであれば、いくら合格率が高くても簡単な試験ということにはなりません。

受験の条件が日本より厳しいことを考慮すると、それも十分にありえることなので警戒しておいたほうが良いです。
とはいえ必要以上に警戒する必要はなく、自分の可能性を広げるために受験してみる価値はあります。

幅広い分野のなかにはITなども含まれているので、いろいろなノウハウを身に付けたい人などにも適しています。
USCPAを持っていると、多岐にわたるノウハウを持っていると見なしてもらえるケースが多いです。

そういう意味でも、努力して取得しておくと、今後転職を考えるときに心づよく感じることでしょう。
たとえばグローバルな展開を検討している企業であれば、USCPAを持っている人材は非常に重宝されます。

そのような企業を選んで転職活動をすれば、グローバルな部署にエースとして採用される可能性も高いです。
グローバルな舞台で活躍したいなら、もちろん語学が堪能であることも大事なポイントになるのは間違いありません。

広い視野を持って準備を進めていくのが望ましいです。