【神澤塾】ショッピングセンターで歯科医院を開業する

「ショッピングモールで歯医者さんを開業したい」
「歯科医院の開業を考えている」
「神澤光朗氏のプロフィールが知りたい」

近年では全国の様々なエリアにショッピングセンターやショッピングモールなどの大型商業施設が作られてきています。
このようなショッピングモールなどの中には、通常の店だけではなく、様々なクリニックも入っています。

トピックス
神澤光朗が代表を務めるF.D.P(フレンドリー・デンタル・パートナーズ)とは?
ショッピングセンターでの歯科開業!メリット・デメリットとポイント

神澤光朗氏が考える立地と集客力

このようなショッピングモールの中で歯科医院を開業することには、いくつかのメリットがありますが、なんといっても立地と集客力が挙げられます。
ショッピングモールなどには、それだけで大きな集客力が見込めることから、できるだけ早い段階で多くの顧客に認知されて、これがラインにつながります。
多くの来院が見込めれば、経営の安定を図ることができるでしょう。
ショッピングモール等は、比較的大きな駐車場が設定されています。
駐車場が広ければラインしやすいことも1つの魅力といえます。
通常テナントを開業するとなると、5台以上の駐車場を確保することがなかなか難しくなります。
しかしショッピングモールとなると何十台、何百台も駐車場を確保することができるため、患者の利便性を確保することもできます。
特に小さな子供を連れて歯科医院を訪れる場合には、保護者にとって駐車場が使えるかどうかは非常に重要です。
車で通院することができ、駐車場がないなどのようなストレスを減らせる事は、大きな心理的なメリットと言えるでしょう。

【春田社長の提案】快適な住環境のためにジェイレックスコーポレーションを

医学部予備校は富士学院を選ぼう

診療圏が広域になる

それだけではなく、診療圏が広域になることも大きなメリットといえます。
ショッピングモールなどは、比較的遠い場所からも顧客が訪れます。
このようなことから患者が訪れる範囲も拡大することが期待できます。
患者の年齢層、人口総数なども多くなることから、保険診療はもちろんですが、自費診療を受ける患者の率も高まります。
高い認知性によって、会員した当初から集客力が強力であり、地域の患者をたくさん集めることができます。
通常のテナントの開業と比べた場合には、1.5倍程度の速さで立ち上げられる歯科医院を多く見られ、長期的な経営の安定を図ることができる点は、ショッピングモールの歯科を開業することの魅力と言えるでしょう。

賃貸条件と初期費用が高額

反対にショッピングモールで歯科医院を開業することにはデメリットがあるのも事実です。
注意しなければならない事は、賃貸条件と初期費用が挙げられます。
賃料やテナント等の条件は、坪単価20,000円を超える案件が非常に多く見られます。
この金額は通常のテナントと比べるとかなり高額であることが予想されます。
特に新規計画の商業施設となると、同業者間の出店が重なった場合には、入札式に賃料も跳ね上がってしまいます。
場合によっては坪単価が40,000円を超えるような情報も見受けられるのが事実です。
初期費用も通常のテナントと比べた場合には2倍以上になることもしばしばです。
保証金はなんと賃料の10ヵ月にも上り、オープン時販促費用等においては賃料の3ヶ月分、そして内装工事等においても数百10,000円と大きな金額がかかることも覚悟しなければなりません。

館内の規約

2つ目のデメリットに挙げられる事は、館内の規約が挙げられます。
ショッピングモールの出店は館内の規則が設定されているのが一般的です。
規則に準じなければならないと言うことです。
具体例を挙げると、休診日や診療時間等の調整についても、モール側から指定されるケースもあります。
平日1日の休みは承認してもらえるかもしれませんが、土日や祝日などは必ず診療しなければならない、朝も施設の開店時間に合わせる、診療の終わりも最低で19時半からなどと言うように指定を受けることもあるでしょう。
実際に運営を始めた後に設備投資などを行う際にも十分に注意する必要があります。
施設が開店する。
時間帯は大きな機材を搬入したり、追加の工事を行って音が出る工事には規制がかかってしまいます。
夜間工事での対応を依頼されることもあるため注意が必要です。

ショッピングモールで開業する場合の注意点

このようなメリットやデメリットがあるとわかりましたが、その他にもショッピングモールで開業する場合には、いくつかの注意点があります。
その1つに挙げられる事は施設内の区画についてです。
ショッピングモール内での館内の人たちの導線を考えなければなりません。
館内には誘導するための看板などもなく、実際にモールに訪れる人に認知されないような場所に隠された場合には、ショッピングモールの集客力の恩恵が受けられません。
さらには新規施設となると計画の実現性が異なるケースもあります。
特に広大な土地に大きな建物を建築するとなると、当初予定されていたスケジュールよりも半年から1年程度遅れてしまうこともあります。
地下に埋められている建造物があったり、天候などによって工事が大幅に遅れるなど、様々なことが原因で突然スケジュール遅延が考えられるのです。

まとめ

退職の時期、準備なども調整しながら進めていかなければなりません。
寛容性を持たなければ、場合によってはやり切れない気持ちになってしまうこともあります。